東日本大震災では、被災地に延べ約550万人の災害ボランティアが駆け付けた。個人以外に民間非営利団体(NPO)や企業など組織が多く展開する中で、連携や指揮系統に課題が残った。各自治体は、平時からNPOと情報共有できる体制づくりを進めている。
内閣府によると、被災地の社会福祉協議会が立ち上げた災害ボランティアセンター(VC)に登録した人は岩手、宮城、福島3県を中心に延べ約150万人に上った。社協が把握した被災者のニーズに応じて作業した。
これとは別に、推定で延べ約400万人がNPOなどを通じ直接、被災地に入った...