昨年8月に「サマーソニック2022」でヘッドライナーを務め、今年9月に単独来日公演を控える世界的スーパースター、ポスト・マローンの待望の新作がリリースされた。ニュー・アルバムのタイトル「オースティン」は彼の本名である。
8月のエフエム山陰の洋楽パワープレイ「V-airツキ押しWP」はポスト・マローンの「ケミカル」だ。
現在各国ツアー敢行中のポスト・マローンは、自身のインスタグラムで「新作は過去最高に楽しくて、少なくとも俺にとって、最も挑戦的でやりがいのある作品になりそうだ。自分をガチで追い込んで、本当にかっこいい音楽をつくろうとしている。みんなに聴いてもらうのが超、超、楽しみだよ」と自信たっぷりのメッセージを残している。
彼の幼少期はワイルドな見た目のイメージとは正反対で、ニューヨーク州北部で質素な生活を送ったらしい。子どもの頃クラスメートからかなりいじめられていたと本人が明かしている。「僕はずっと内向的な子どもだった。表現することが大好きだったし、永遠に音楽をつくり続けるのが大好きだった」
いじめられっ子からラップスターへ駆け上がったことは、まさに「ケミカル」。彼の持つ音楽への探求心が「化学反応」を起こしたに違いない。人はどんな環境にいても輝くことができるということを彼のストーリーと声が教えてくれる。
(エフエム山陰 高田リオン)