島根、鳥取両県が30日、定点医療機関で21~27日に報告された新型コロナウイルスの感染者数は、島根580人、鳥取618人で、1定点当たりでは島根15・26人、鳥取21・31人と発表した。前週と比べ、島根は3・82人、鳥取は1・31人共に減少した。

 島根の管内別の内訳は、出雲(定点医療機関9)168人、松江(11)163人、浜田(5)106人、益田(5)65人、雲南(3)33人、隠岐(2)23人、県央(3)22人。地域別では浜田保健所管内で定点当たり21・2人で、前週に引き続き20人以上の感染が確認されている。

 病床(即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計379床)使用率は、28日時点で67・8%。重症者はいない。職員の感染やコロナ患者の増加を受け、鹿島病院(松江市鹿島町名分)では9月3日まで一部病棟の入院を制限しており、益田赤十字病院(益田市乙吉町)は当面の間、救急車の受け入れを一部制限する。

 鳥取の管内別の内訳は、米子(定点医療機関11)249人、鳥取市(12)219人、倉吉(6)150人。米子、倉吉は前週に引き続き、鳥取県が独自に定めた「警戒レベル」(1週間で定点当たり20人以上感染)に達している。

 (中島諒)