鬼頭さくらが最終日を5バーディー、1ボギーの68で回り、前日の5位タイから単独2位に順位を上げた。2015年の前身大会でプロ初勝利を挙げた相性の良いコースで再び上位に入り「良いゴルフができた」と笑顔を見せた。
初日、2日目はいずれもアンダーパーで回ったが難しいピンの位置に苦しみ、思ったほどスコアを伸ばせなかったという鬼頭。バーディーの可能性が高いホールでは確実にスコアを伸ばすことを意識して最終日に臨んだ。
持ち味とする攻撃的なゴルフを象徴したのが9番(パー4)と16番(同)。9番では2打目をピン近くにつけると、難なくこの日三つ目のバーディーを奪取。ツーオンに成功した16番では、強めに打ったバーディーパットがわずかに外れる場面もあったが、攻めの姿勢は貫いた。
ピンの位置やコースの難易度をしっかり頭に入れたクレバーなゴルフが最終日の追い上げにつながった形で「バーディーもパーも、やるべきことをやった結果」と胸を張った。 (小林竜大)