米子市の認可外保育施設の男性役職員(60)が女性職員に対し、セクシャルハラスメントをしていたとして、鳥取県が児童福祉法に基づく文書指導をした。県が5日に公表した。
県などによると、役職員が複数の女性職員に、複数回、「不倫をしよう」という趣旨の性的な発言をしていたという。県は被害を受けた元職員の知人から情報提供を受け調査。6月に同法に基づく立ち入り調査をし、役職員への聞き取りや資料の提出を求めた。
県は9月4日、同施設に文書で「保育サービスの実施者として適切な姿勢であるとは言えない」などと指摘。類似のハラスメント行為が発生しないよう、対応策を講じるよう求めた。
男性役職員は取材に対し、性的な発言を認め、「セクハラととられたなら反省している。個別に被害の訴えがあれば対応したい」と述べた。
(岸本久瑠人)












