パッチワークキルトの大作に見入る来館者=松江市袖師町、島根県立美術館
パッチワークキルトの大作に見入る来館者=松江市袖師町、島根県立美術館

 松江市内を中心に活動するパッチワーク教室4団体の作品展が、同市袖師町の島根県立美術館ギャラリーで開かれている。35人によるパッチワークキルトの大作や、南米に由来する「モラ」と呼ばれる作品など約300点が会場を彩っている。11日まで。入場無料。

 4団体の合同作品展は初めてで、約50人が出展した。「布夢布夢(ふむふむ)キルトサークル」(松江市、御輿(みこし)優子代表)の35人の合作「フレンドシップキルト」は縦2・5メートル、横2メートルの大作。来場者は迫力と細かな技に足を止めて見入っていた。

 布を重ねることで色鮮やかな柄を浮かび上がらせる南米・パナマ由来のモラと呼ばれる作品や、パッチワークにアップリケ縫いで、絵画のように風景や海の中を表現した作品も並ぶ。

 作品展の企画の中心を担った御輿代表(68)は「日々の生活の一針一針、時間をかけて縫い込んだ作品。ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。

 午前10時~午後5時。最終日は午後3時まで。

      (古瀬弘治)