カラーデザインマンホール蓋を披露する中条えりさん=松江市朝日町、松江テルサ前
カラーデザインマンホール蓋を披露する中条えりさん=松江市朝日町、松江テルサ前

 【松江】松江市の公共下水道の供用開始40周年を記念し、松江城や桜を描いたカラーデザインマンホール蓋(ふた)が市中心部10カ所に設置された。同市朝日町の松江テルサ前で10日、お披露目式があり、マンホール蓋をデザインした三重県在住の女性らが節目を祝った。

 カラーデザインマンホール蓋は直径60センチで、松江城と桜、市花のツバキがあしらわれている。2021年4月、公共下水道の供用開始から40年になり市上下水道局がデザイン案を募った。281件の応募の中から三重県津市の会社員中条えりさん(55)の作品が選ばれた。

 お披露目式では中条さんと上定昭仁市長がデザインマンホール蓋を除幕。中条さんは各地のデザインマンホール蓋が好きで応募に際し、市のホームページなどを調べてデザインの構想を膨らませたといい「松江のイメージを前面に出した。蓋に沿って歩いてもらい、末永く愛してもらえるとうれしい」と笑顔だった。

 マンホール蓋はJR松江駅前から松江大橋を経て松江城に至る「L字ルート」上の計10カ所に設置。マンホール蓋に付いているQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、周辺の観光名所や見どころなどを紹介する仕掛けもある。(佐々木一全)