製薬大手エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー型認知症の新薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)が薬事承認される見通しとなり、山陰両県の関係者も期待を寄せている。年内にも保険適用になる可能性があるが、投与までの検査・診断体制ができる医療機関は限られるとみられ、かかりつけ医との連携など体制構築が課題になりそうだ。 (勝部浩文)

【インタビュー】日本認知症予防学会を立ち上げた認知症予防の第一人者、鳥取大医学部・浦上教授に聞く 認知症向け新薬「レカネマブ」

 認知症高齢者は2025年には約700万人となり、患者の6~7割がアルツハイマー型とされる。同型は...