モルックを楽しみながら、ファンや住民と交流する「虹のコンキスタドール」のメンバー=島根県津和野町部栄、旧畑迫小学校グラウンド
モルックを楽しみながら、ファンや住民と交流する「虹のコンキスタドール」のメンバー=島根県津和野町部栄、旧畑迫小学校グラウンド

 萩・石見空港(益田市内田町)の利用促進に向け、同空港利用拡大促進協議会が、女性アイドルグループ「虹のコンキスタドール」を招いたライブと親睦会のツアーを開催した。1日は島根県津和野町内で、同グループのメンバーが町民やファンとフィンランド発祥のスポーツ、モルックを通じて交流した。

 若年から中年層の誘客を推進しようと、ANAあきんど(東京都)が、同グループが所属する芸能プロダクションと共同企画した。

 ファンクラブ会員限定の1泊2日のツアーで、全国の20~60代の84人が9月30日から来県。初日は県芸術文化センター・グラントワでライブがあり、2日目の1日は津和野町内で過ごした。

 最終イベントでは、メンバー9人とファンが、地元住民らでつくる「モルック津和野」の関係者と、木の棒(モルック)を投げて木製ピンを倒した点数を競うモルックを楽しんだ。

 同グループでは、メンバーがモルック部を結成するほど熱を上げているといい、住民らを交えて大いに盛り上がった。メンバーの大和明桜(あお)さん(21)は「島根は温かい人が多いと感じた。モルックを通して仲良くなれればうれしい」と話した。

 ツアーに参加した静岡県沼津市の公務員、工藤和樹さん(28)は「島根には初めて来たが、観光でもまた来たい」と笑顔だった。(藤本ちあき)