新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、米子市内に開設される鳥取県営会場の対象者が、当初予定の市内高齢者に加えて市内で勤務する保育士にも拡大される。19日の接種開始を控えて予約率が8日現在21・5%にとどまり、ワクチン数量に余裕があるため。14日ごろに予約受け付けを始める。
県は米子会場の予約枠を800人に設定して1日に受け付けを始めたが、予約済みは172人で600人以上の空き枠がある。
高齢者への接種は市主導の接種で順調に進んでいるとみて市と対象拡大を検討。新型コロナにより保育施設が閉鎖されれば、共働き世帯を中心に影響が大きいことから、市の意向で保育士とした。
今後、保育施設の範囲や保育士以外の職員を対象に含めるかどうかを市と詰める。高齢者の予約動向によって19日にも接種を始める。
米子会場は県西部総合事務所(米子市糀町1丁目)で6月19日~7月末の土日曜に1回目と2回目を分けて開く(6月20日、7月4、10、11、18日除く)。
もう一方の県営の鳥取会場は予約枠800人に対し予約済みが7日現在58・0%の464人。対象を広げるかは鳥取市と協議する。鳥取会場は県立中央病院(鳥取市江津)で6月20日~7月末の土日曜(7月4、10、11、17日は除く)。1回目と2回目を分けて設定してある。
(田淵浩平)