「花火師になりたい」。幼少時、魔法使いのように火花を操る姿に憧れた。パッと開く一瞬の大輪が観衆を魅了し、人の心に残り続ける。子どもの頃の夢をかなえるべく現場を訪ね、花火作りを体験した。(林李奈)

 山陰両県で唯一、製造工房を持つ灰示(はいじ)花火(雲南市掛合町掛合)の平賀真人代表(50)に指南してもらった。

 平賀さんによると、花火師になるため...