バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは25日、アウェーの長崎県立総合体育館で、長崎ヴェルカと対戦し、73―77で敗れた。連勝は4でストップし、通算5勝2敗。長崎は今シーズンからB1に昇格し、開幕戦で昨シーズンの準優勝チーム、千葉ジェッツに連勝し、波に乗っている。スサマジ対長崎戦は、全国から注目を集める一戦になった。スサマジは激しく追い上げ、あと一歩のところで敗れたが、攻守の流れは悪くない。11月に控える上位対決に向けて、今週末、ホームの北海道戦で修正し、勢いに乗りたい。(舟越幹洋)
長崎は同じ西地区。互いに5勝1敗で、西地区の上位争いのためにも勝っておきたいところだ。
ゲームの立ち上がり、ホームの長崎は日本代表の馬場雄大が連続して3ポイントシュートを決め、流れに乗る。逆にスサマジは「勝たなくては」との意識が強いためか、オフェンスがやや慎重になり、全体にシュートが硬く、リングに嫌われてしまう。シュートチャンスはうまく作っていたが、シュートが決まらない。長崎にリバウンドを奪われ、相手のいいオフェンスにつなげられてしまった。1クオーターは11―23。このゲームの入りの差が後々まで響いてしまった。
▼3点シュートが決まらなかった
初めて試合をする体育館では3点シュートの感覚がつかみにくい。バスケットゴールと背後の観客席との感覚が初めての場所ではどうしてもつかみにくいのは...