浜田市観光協会(浜田市浅井町)が港町・浜田の新たな土産物として「さしみ醤油(しょうゆ)キャラメル」を商品化し、6日発売した。地元で古くから親しまれる、ふじもと醤油(同市下府町)の甘口を使用し、「甘塩っぱい」味に仕上げた。初年度は1万袋の販売を目指す。
気軽に食べてもらえるお菓子の土産として企画した。同協会の中山良一事務局長は「甘さの中に醤油の存在感を出すように試行錯誤した」と開発の経緯を語り、藤本太郎社長は「思ったより甘い。現地を訪れてぜひ味わってほしい」と話した。
1袋13~14粒入りで、価格は292円。観光協会の特産品販売所や浜田市内外のスーパーで販売する。
発売に合わせ、関係者が6日、久保田章市市長を訪ね、完成を報告した。久保田市長は東京時代に古里からふじもと醤油の商品を取り寄せていたエピソードを紹介。一粒を口に入れ「売れると思う」と太鼓判を押した。
商品は日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で開発し、売り上げの一部は海岸清掃の活動費に充てられる。
(吉田雅史)