子どもがさまざまな仕事を体験できる「おしごと体験KIDSフェス」が19日、松江市学園南1丁目の市総合体育館であった。県内38の企業・団体がブースを設置し、来場した小学3~6年生約700人が看護師やラジオ番組の進行役になりきった。
会場にはテレビ制作や消防士、駅員などが体験できるブースを設置。子どもたちは仕事を終えると架空の通貨「ナルク」がもらえ、会場内で食べ物などが買える仕組み。
看護師体験で子どもたちは、助産師のアドバイスを受けながら、赤ちゃんの人形を使って正しい衣服の着せ替え方などを学んだ。ラジオ制作では実際のスタジオを模したセットの中、フリートークや好きな曲を流す「曲振り」に挑戦した。
市立法吉小学校3年の角蒼真くん(9)は「ラジコン操作をしたり丸太を切ったりした。大変だったけど楽しかった」と満足そうに話した。
松江市の「子育ての日」に合わせ、子どもたちに社会生活を体験してもらおうと、松江市、山陰中央新報社、TSKさんいん中央テレビでつくる「こども職業体験イベント実行委員会」が主催した。
(小林竜大)













