江津工業高生が飾り付けたイルミネーションを楽しむ来場者=江津市桜江町川戸、旧川戸駅
江津工業高生が飾り付けたイルミネーションを楽しむ来場者=江津市桜江町川戸、旧川戸駅

 旧JR三江線の川戸駅(江津市桜江町川戸)でこのほど、江津工業高生が駅舎をイルミネーションで飾るイベント「KAWADO(カワド)エキテラス」が開かれた。多くの来場者が訪れ、イルミネーションを楽しみ駅に思いを寄せた。点灯は来年1月11日までで午後5時~同9時。

 駅舎を訪れる機会を増やそうと、地元のまちづくり団体・川戸地域コミュニティ協議会が主催した。江津工業高建築・電気科電気コースの3年生5人が課題研究の一環で協力した。

 駅舎の正面とホーム側の長さ20メートルに発光ダイオード(LED)で飾り付けをし、光の出入り口やカーテンが誕生。高さ4メートルのクリスマスツリーも設けた。

 JR三江線が廃線から6年近くを迎え、10月下旬から準備に取り組んだ坂根璃空(りく)さん(18)は「廃線になった三江線の歴史に触れる機会につながってほしい」と来場を呼びかけた。

 点灯初日は地元吹奏楽団体やシンガー・ソングライターらによる演奏会、住民による飲食屋台コーナーもあった。(村上栄太郎)