全国の居酒屋ナンバーワンを決める「第16回居酒屋甲子園」で、島根の地物を都内で提供する「しまね料理とさばしゃぶの店 主水(もんど)」(東京都千代田区)が準グランプリを獲得した。エントリー総数が1000店を超す中で、銀メダルに輝いた主水の秘密に迫った。
(報道部・林李奈)
■居酒屋甲子園とは
居酒屋甲子園はNPO法人居酒屋甲子園が2006年から開く。「居酒屋から日本を、世界を元気にする」をキャッチコピーに今回は全国1206店舗が応募。サービスや接客、独自性などを覆面調査員が審査し、決勝に進出した上位5店でグランプリを決める。優勝は「鳥門米門うまいもん。谷山店」(鹿児島市)だった。
主水は都内で島根の地酒や海鮮をメインに約20年間営業する。松江市に本社を置き、山陰で居酒屋(丸善水産)や鮮魚店を経営するRC・クリエイティブグループの直営店だ。居酒屋甲子園では「地方から仕入れた食材の鮮度を保ったまま、東京で提供できる可能性を切り開いた」と高い評価を受けた。


■秘密は「運搬時の技術」
特に優れていたのは...