山陰の冬の味覚が味わえる松江市東朝日町の「かに小屋」が「松江かにいち」と名を変え12月1日、期間限定でオープンする。27日は、関係者など約50人が参加するプレイベントがあり、焼きガニや海鮮を楽しんだ。
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イベント運営などの合同会社ReSTA(リスタ、松江市下東川津町)が松江港管理所1階を会場に運営する。人が集う場所にしたいとの思いを込め、店名を「松江かにいち」とし、内装やメニューをリニューアルした。
昨年はかに鍋がメインだったが、今年は来店者がカニや海鮮を事前に購入し自分たちで焼くビュッフェスタイルにした。境港産の松葉ガニ(1匹8千円)、紅ズワイガニ(同4千円)、カニ汁(400円)をはじめ、市内の漁師から仕入れたサザエやイカ、水産加工品など20種類以上のメニューを提供する。
期間は来年2月25日までで、地元客のほか、旅行ツアーの団体客なども受け入れる。土日は既に半数の予約が入っているという。
水産加工品を卸す御津フィッシャーマンズファクトリーの尾島徹哉営業本部長は「おいしい海鮮を食べながら楽しい時間が過ごせる場所だ」と話した。リスタの坂本理恵代表は「山陰の冬の味覚を多くの人に楽しんでほしい」と来店を呼びかけた。12月31日から来年1月4日は休む。
(林李奈)