いわゆる「二郎系」を思わせる大量のもやしとキャベツ、背脂が乗ったがっつりラーメン。そんな一杯を提供するのは、出雲市平田町に11月オープンした「ぶーちゃんらーめん」だ。店長は元出雲市職員の湯浅宣男さん(54)で、2021年に早期退職し地元に店を構えた。「平田にない料理を届けたいと思った」と語る湯浅さんに聞いた。(報道部・林李奈)

 

 ■店長は元公務員


 調理師採用の湯浅さんは、長年の夢の飲食店を始めるために市を早期退職した。「和食も考えたが、広い世代が気軽に訪れるラーメン店を選んだ」と明かす。

 店舗はカラオケベスト10の敷地内にあり、カラオケルームを改装した。物件探しに苦労しながら「縁あって地元で開店できた」と笑う。

ポップにしつらえた「ぶーちゃんらーめん」の外観=出雲市平田町


 

 ■ラーメンへのこだわり


 茨城県内のラーメン店で修業した。約1年間、...