米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)が、日本国内の全小学校に三つずつ寄贈するグラブが25日、益田市に届いた。
「野球しようぜ!」との写真入りメッセージカードが添えられ、受け取った市内の児童が、グラブに触れたり、キャッチボールを楽しんだりして、スーパースターからのクリスマスプレゼントに歓声を上げた。
贈られたのは、大谷選手のサインがプリントされた右利き用二つと、左利き用一つの計三つ。来年3月までに、全国約2万校へ計約6万個が、順次配送される見通し。
益田市内15小学校に配られる計45個は、同日午前に市教育委員会へ届いた。
この日が2学期の最終登校日だった市立吉田小学校(中吉田町)では、全校児童644人が体育館でグローブの到着を待ち、児童代表の石田瞭芽君(11)=6年=と、大賀柊介君(12)=同=が、山本浩章市長から受け取った。
早速、6年生10人が交代で大事そうにグラブをはめて、10球ほどキャッチボール。全6年生104人が触って感触を確かめ「これが大谷選手のグローブか」「うれしい」と歓声を上げた。
キャッチボールをした大賀君は「捕球しやすいと感じた。自分も大谷選手と同じ左打ちで、あこがれのバッター。中学でも野球を続けたい」とほほ笑んだ。(中山竜一)