点検官(左)から警察手帳の確認を受ける警察官=松江市西浜佐陀町、県警察学校
点検官(左)から警察手帳の確認を受ける警察官=松江市西浜佐陀町、県警察学校

 島根県警の年頭点検が11日、松江市浜佐陀町の県警察学校であり、約180人が県民の安心安全を目指し決意した。

【動画と写真】島根県警の年頭点検 180人が県民の安心安全を目指し決意

 県警本部の警察官と警察学校生が参加し、中井淳一本部長や幹部らが、グラウンドに整列した警察官の制服や姿勢に乱れがないかを確認した。警察官は指揮官の合図にすぐに反応し、警察手帳や警棒、手錠、警笛、拳銃を順番に取り出して点検を受けた。

 中井淳一本部長は、能登半島地震の発生に触れ「災害が発生することを頭に置き対処能力を備えてほしい」と訓示した。

 機動隊の部隊点検では、隊員が合図に合わせ、デモを制圧する想定で大盾を上下左右に操った。その後警察官が行進し、白バイやパトカーなど20台が出動した。

 初めて年頭点検に参加した初任科生の加藤聖巡査(19)は「日頃の練習した成果を発揮できた。現場に出る勝負の年なので頑張りたい」と意気込んだ。
(黒崎真依)