観戦記も2試合目に突入。前回の取材でバスケットボールの「バ」の字は分かったつもりでいる記者は、今月17日にあった広島ドラゴンフライズ戦を取材した。前回は初めて見る景色ばかりで、あっという間に時間が過ぎてしまっただけに「今回はよく観察しながら、試合を見よう」と心に決めた。「腹が減っては戦もできぬ」。まずは「食」からだ。

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 試合開始は午後7時5分。車の中でぎりぎりまで仕事をしていた記者は、午後5時半を過ぎたのに気が付き、慌てて会場に入り。空腹を満たすため、まずは露店散策をすることにした。

ビストロ庵タンドールの露店に並ぶ丼ぶり。記者は山陰ならではの塩サバをチョイスした


 店が連なるエリアをうろちょろしていると目に入ってきたのは、大好物の米とサバの文字。ビストロ庵タンドール(松江市朝日町)の塩サバ丼だった。手軽に食べられるサイズのチキン南蛮の丼ぶり、サケやキノコの炊き込みご飯、バターチキンカレーはどれも食欲をそそる。この日はヘルシーなメニューに魅力的に感じ、塩サバ丼を選んだ。

 丼ぶりに使うコメは、年始に発生した能登半島地震の被災者を応援する意味も込めて石川県産を使っているという。「食を通じて被災地を後押ししたい」との思いを抱きながら、口に運んだ。

 レジを担当していた中川真弓女将に自己紹介をすると...