6月に入り気温が急激に上がり始めた。倦怠(けんたい)感など体の不調を感じる人もいるのでは。
そんなときにお薦めなのが健胃作用、食欲増進、消化促進といった効果のあるスパイスを含んだカレーだ。
近年、個性的な専門店が集まる松江市内から3店のメニューを紹介しよう。 (坂上晴香)
★KARLY(カーリー、殿町) 豚軟骨煮込んだスープカレー

「毎日食べられるカレー」をコンセプトにしたさらっとしたスープカレー。小麦粉不使用で、油も少なめ。ランチタイムは行列が絶えない。1番人気は「パイカ」(豚軟骨)カレー(830円)。じっくり煮込んだパイカは口の中でほろほろとほぐれる。その後を追い掛けるようにピリッとしたスパイスの味が効いてくる。
★印度亜(インドア、西茶町) お昼の人気はセイロン定食

山陰でも数少ないスリランカカレーで、毎日3種類のカレーを提供する。ランチタイムの人気は「セイロン定食」(700円)。具材は基本的に単品で、複数の具材が一つのカレーに入ることはない。現地の味を再現するため必須なのはカレーリーフというハーブ。魚や肉によく使うのは、ゴラカやタマリンドという酸味付けのスパイスだ。
★シュプリームホテル(苧町) パーセルのテークアウトも

松江唯一の南インドカレー店。シュプリームミールス(1600円)をはじめ、南インドカレーは魚介ベースやココナツミルクベースが多い。インドやスリランカでのお持ち帰り弁当「パーセル」にこだわったテークアウトも実施している。1枚のシートの上にライス、副菜、カレーをすべて一緒にのせて渡す。食べる頃には袋の中で全体がなじんでくるという仕掛けだ。