島根県は7日、総菜製造業と飲食業を営む業者(益田市駅前町)が作った恵方巻きと宴会料理による2件の集団食中毒について、患者数が96人増えて計176人となったと発表した。内訳は恵方巻き138人、宴会料理38人。患者からノロウイルスを検出したと明らかにした。

[関連記事]
恵方巻き作り「保菌者が作業、厨房にノロウイルスまん延」 益田の集団食中毒(2024.2.7)
ノロウイルス、冬場に爆発的増加 「手作りはリスク」食中毒で専門家指摘 手洗い徹底、清潔保持

 患者数は県内では2013年以降最多で、さらに増える恐れがあるという。店は6日から5日間の営業停止処分となっている。

 島根県薬事衛生課によると、7日に新たに分かった患者は、恵方巻きが72人で計138人となった。宴会料理は24人が新たに確認され、計38人に増えた。入院者は...