山陰の旅はヒゲダンとともに-。JR西日本と米子市は、4月6日から運行を開始する273系新型やくもの車内チャイムや米子駅の発車メロディーに、山陰発のバンド・Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)の楽曲を使用すると発表した。9日、報道陣にメロディーを公開した。新型やくもの運行開始から山陰の鉄道旅に花を添える。
新型やくもの車内チャイムは上りがオルゴールの「Pretender(プリテンダー)」、下りがピアノの「I LOVE・・・(アイラブ)」。ともに約10秒間、駅発着時の案内放送前に鳴る。ホームの発車メロディーはオルゴールの「Pretender」でサビの部分(15秒)が2種類。1番乗り場と2~5番乗り場で異なる。
2023年7月の南北自由通路(がいなロード)の開通や新型やくもの運行開始などで、多くの市民や観光客の利用が見込まれる中、若年層やファミリー層などに魅力を伝えたいと企画した。
ヒゲダンは米子市出身のメンバーが2人おり、伊木隆司市長は「なじみ深く縁深いバンド。山陰の旅を印象深いものにしてほしい」とし、JR西日本山陰支社の佐伯祥一支社長は「新型やくもに乗車し、米子駅に来ていただき、美しい音色を聴いてほしい。山陰、やくもの魅力を体感し、リピーターになってほしい」と話した。
(古瀬弘治)