浜田の魚を求める人でにぎわう会場=大分県日田市元町、にこにこ交流館
浜田の魚を求める人でにぎわう会場=大分県日田市元町、にこにこ交流館

 浜田特産のアジ、ノドグロやカレイの干物を大分県西部の山間地・日田市で売り込むイベントが26日あり、山陰の海の幸を求める人でにぎわった。

 新聞記者が地域課題の解決に当事者と共に取り組む企画「記者×(駆ケル)どんちっち編」の一環。同市に隣接する玖珠町出身で、浜田漁商協同組合事務局長の石井信孝さん(73)と、コロナ禍で難しくなった浜田の水産品の販路開拓に取り組んでいる。

 浜田特産のノドグロ、アジ、カレイで一定基準を満たしたブランド「どんちっち」のうち、アジは不漁の影響で調達できなかったものの、基準にできるだけ近い物を準備。3種とも干物を販売した。

 カレイとノドグロは各100匹の8割、アジ(2匹入り)300セットは3割程度売れた。名物の赤てんは完売した。同市藤山町の会社経営、荒川正勝さん(57)は「日田は盆地でなかなか魚がない。早速夕食で食べたい」と喜んだ。販売会は27日もある。

 (森みずき)

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 販売会の様子は、7月4日付「記者×(駆ケル)どんちっち編」でリポートします。