インドの古典音楽やダンスが楽しめるライブのチラシ
インドの古典音楽やダンスが楽しめるライブのチラシ

 インドの古典音楽やダンスに親しむライブが4月7日午後1時から4時まで、出雲市大社町杵築南の大社文化プレイスうらら館で開かれる。世界的なインド人打楽器演奏者と人気シンガー・ソングライターに加え、独自の創作音楽で国内外で活躍するバンド「大地の種」、左脚が義足のダンサー大前光市さんら3人のダンサーが出演。神話や宇宙、自然をテーマに多様なステージを繰り広げる。

 インド南部バンガロールの非政府組織(NGO)団体「グローバルカルチャー」などが主催。同団体は世界各地で絶滅の恐れがある民俗芸能の普及や育成、自然環境保護活動に努めており、このほど「大地の種」を主体に日本支部の設立に向けて始動したのを機に東京や京都、広島など5都市を巡るツアーを開く。

 出雲が選ばれたのは、神話を含めた古い文化や歴史が根強く残り、インドの神話や古典音楽と共鳴する部分が多くあるとして、出雲市斐川町阿宮で文化的な活動を続ける日本SBNR協会の代表理事・妃谷朱理さんが受け皿となり、企画が進んだという。

 ライブは、NGO団体の創始者でもある打楽器演奏者のアルン・シヴァグさんとシンガー・ソングライターのサンギータ・ラヴァンドラナートさんが、インドの古典音楽を披露する。

 このほか「大地の種」との音楽セッションや対談、東京パラリンピックの閉会式にメインキャストとして登場した大前さんが振り付けを手がけた創作ダンス「スサノオとクシナダヒメの愛の物語」、出演者と観客が一体となっての即興ダンスなどを予定している。

 入場料は高校生以上5千円、小中学生2500円、未就学児は無料。問い合わせは妃谷さんのメール(himetani@sbnr.world)まで。