
―企業の健康経営支援として、オリジナルアプリを活用した新サービス「ウェルポプラス」をスタートしました。
健康経営を進める企業が増えていますが、従業員が高い意識を持って継続的に健康行動を実践するのは意外と難しいものです。
そこで、20年以上の実績があるポイントサービスとドッキングさせたアプリを開発しました。
1日の歩数や睡眠、食事など指定の健康行動でポイントがたまるのに加え、従業員は毎年1回3600ポイント贈呈、誕生月に花のギフトカタログ、勤続5年ごとにお祝いポイント―どのプレゼントをもらえます。
導入企業にはオフィス専用のマッサージチェアもレンタル。ポイント交換景品の品ぞろえや個人情報管理など、当社ならではの強みをアピールして受注獲得を狙います。

―店舗を地域住民が情報交換・発信できる場にしていきたいと考えているそうですね。
人口減少や価値観の多様化などで冠婚葬祭需要が減少する中でも、時代に対応したサービス展開で売り上げを伸ばしてきました。
しかし少子化は一層加速する中、今後も営業利益メインで売り場展開を進めるのは地域のニーズに合致しないでしょう。
たとえば地域住民が手掛けた作品を展示即売するギャラリーや、自由にお茶を飲めるカフェのような空間を店舗内に作るなど、固定観念にとらわれない企画を提案し、皆さんに足を運んでもらえる場所にしたいと考えています。
贈り物自体の需要は、今も決して低くありません。自分用のプレゼントや特別感のある商品などさまざまなニーズに応えることができるよう商品強化も進めていきたいです。

―社長就任から1年経ちました。
雇用情勢が厳しい中、2024年度は社内人材の育成強化や能力開発に力を注ぐとともに、副業人材の採用も積極的に進めていく考えです。
現場の社員が生き生きと働いていて初めて、お客さまに喜ばれるサービスも生まれます。
地域の役に立つ、誇れる会社を目指していきます。

最近は〝〇〇世代〟と言って世代を分けられますが、社会に出ると世代の違う方々と同じ目標に向かうことになります。
会社として大事なのは〝若い皆さんの感覚、価値観を受け入れ、一人一人の個性をどのように発揮してもらうか〝その環境を創ることだと考えています。
自身の可能性を信じてチャレンジする人を応援します!

浜崎禎和=島根県松江市玉湯町出身(51歳)2023年に現職に就任。
1991年に入社しました。最初の仕事は配達業務で、店舗でお買い上げいただいた商品をご自宅にお届けするのですが、最初はそれすら難しいんです。
車の運転が不安、家の場所がわからない、商品説明がうまく出来ない・・ 将来、自分がその会社で社長をすることになるなど考えたこともありませんでした(笑)