小林製薬の「紅こうじ」を使った商品による健康被害問題を受け、島根、鳥取両県が28日までに相談窓口を設置した。県ホームページ(HP)で自主回収対象の食品を記載し、注意を呼びかけている。
島根県は、県のHPに県内7カ所の保健所の相談窓口を記載するとともに、自主回収対象となっている商品名を公表。28日時点で県内での健康被害は確認されていない。該当製品の摂食による健康被害が疑われる場合は、直ちに医療機関を受診するよう呼びかけている。
鳥取県は同日、連絡会議を開催。県内での被害は確認されておらず、紅こうじを使用する事業者は県内にないことを共有した。27日までに県内の主なドラッグストアから回収対象商品が撤去されたことを確認した。相談窓口は米子、倉吉、鳥取市各保健所、消費生活センター、消費者ホットライン。県のHPに専用ページを開設し、注意喚起している。
(岸本久瑠人、原暁)