【西ノ島】島根県西ノ島町浦郷の浦郷署でこのほど、土砂災害などを想定した訓練があり、知夫駐在所(島根県知夫村)や知々井駐在所(同県海士町)を含む署員10人が、救助用機材の操作の習熟に取り組んだ。
隠岐島前で豪雨災害が発生し、倒木で道路がふさがれたなどの状況を想定。2人一組になってチェーンソーで木を切ったり、エンジンカッターで鉄パイプを切断したりした。県警機動隊の指導を受け、安全を確保しながら迅速に活動する方法を訓練した。
海難対応訓練にも取り組み、溺れた人を船外機付きゴムボートに乗って救助する技術を磨いた。参加した別府駐在所の佐々木将也巡査長(28)は「日頃から準備し、訓練の成果を生かしたい」と話した。 (森山郷雄)