シーズンが終盤に進むにつれ、島根スサノオマジックの「ビッグ3」はその輝きを増しています。反面、けが人が戻ってこれない厳しい台所事情を埋めるために、持てる力を出し尽くしているとも言えます。その証拠に最後のバイウィークとなった3月中旬以降、彼らのプレイタイムはシーズン平均より5~10%程度伸びています。

 B1は、チャンピオンシップ(CS)出場に向けて順位争いが過去にないほど激化しており、どの試合も「出し切る」上で結果をもぎ取らなければならない日々が続きそうです。

終盤戦に向けて負担が増えているペリン・ビュフォード選手

 島根の誇るビッグ3が「出し切れる」状況をどの試合でもチームでつくれるかどうか、その重要な役割をこなすロールプレーヤーたちに焦点を当てる今回は、谷口大智選手津山尚大選手の2人に注目します。

 共に島根に加入してから2季目で、2人ともに試合のスターティング5を担う事は多くありません。しかし、島根にとって欠かせない6thマン(ベンチから出てくるプレーヤー)として、今季も非常に重要な役割をこなしています。...