宣誓書を読み上げる入校生=米子市流通町、鳥取県消防学校
宣誓書を読み上げる入校生=米子市流通町、鳥取県消防学校

 【米子】米子市流通町、鳥取県消防学校で4日、入校式があった。県内3消防局に所属する18~25歳の25人が決意を新たにした。

 入校生は11月15日までの約7カ月半、傷病者の応急処置など1059時間の訓練に励む。

 渡部茂樹学校長は式辞で「県内でも自然災害が増えている。住民の方々の安心安全を守る消防職員になることを期待する」と激励した。

 入校生は全員で「職務遂行のために必要な人格、知識、技能の研さんに精励します」と宣誓書を力強く唱和した。

 警察官を3年務めた後、消防職員に転じ、入校生代表に選ばれた矢倉孝介さん(25)は「緊張したが厳しい訓練が始まるという自覚が芽生えた。自分が来たら安心と思われる消防職員になりたい」と意気込んだ。(藤本みのり)