「1本乗り遅れたら次は当分ありません」「着発メロディーの代わりにカエルやカラスの鳴き声が聞こえます」。2~3月に卒業メッセージが掲示され、X(旧ツイッター)で話題となったJR木次線の木次駅(雲南市木次町里方)に、新入生向けメッセージがお目見えした。自虐を交え、クスッと笑える文章はJR西日本の社員が考案した。「皆さまの通学を全力でサポートします」と新生活に臨む生徒の緊張をほぐしつつエールを送る。 

直筆のメッセージ(中央)を紹介するJR西日本木次鉄道部の細田浩さん。木次線への乗り入れが始まった観光列車「あめつち」のイラストも駅を彩る=雲南市木次町里方、JR木次駅
JR木次駅=雲南市木次町里方

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 JR木次線は市内外の高校に通う生徒が通学手段で利用する。2023年に生徒を応援しようと、卒業生と入学生向けのメッセージを初めて掲示し、今年も続けた。今年2月に掲示した卒業メッセージがXに投稿されると、温かい文章が人々の心をつかみ、表示回数(インプレッション)が460万回を超え話題となった。

[2月配信の記事]
「ガラパゴスのような木次線」通学利用に感謝 木次駅に掲示の卒業生向けメッセージがSNSで反響
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