姉妹都市の米国カリフォルニア州サンタクララ市を訪ねた出雲市の親善訪問団(団長・山本正敏出雲国際交流協会長)メンバーがこのほど、同市今市町の市役所を訪れ、活動の様子を飯塚俊之市長に報告した。
出雲市は1986年に姉妹縁組を結んで以降、出雲国際交流協会と共催で市内の中高生に参加を呼びかけてほぼ毎年、訪れている。今回は中高生11人を含む14人が参加し、新型コロナウイルス禍の影響で5年ぶりに訪米した。
3月26日から2日まで8日間の日程で、ホームステイしながら現地の小中高校やスタンフォード大学、消防署や警察署を見学した。キリスト教の春の行事、イースター(復活祭)と重なり、ホームステイ先の庭で色を塗った卵を探す「エッグハント」を楽しんだ人もいた。
生徒たちは「さまざまな人種の人たちの考えを知ることができた」「英語に自信が持てた」などと感想を発表した。出雲高校1年、深田拓未さん(15)は「拙い英語でも、表情や身ぶり手ぶりで伝わることを学んだ」と話した。
飯塚市長は「多様性を学び、互いを理解する気持ちが育まれたと思う。経験を勉強や地域活動に生かしてください」と激励した。(黒沢悠太)