大規模な地震の発生を想定し、大田署は18日、災害警備訓練をした。前日深夜に四国地方で最大震度6弱の地震が起きたこともあり、署員60人が緊張感を漂わせ、初動の対応を確認、万一に備えた。
大田市で2018年4月9日、震度5強を観測した島根県西地震から6年が経過したことに合わせ、年度初めの訓練として企画した。
市内で震度6強の地震発生を想定し、午前6時半に全署員に一斉の招集メールが送られ、参集した。地震想定時刻後の40分で20人余りが署内の会議室に集まり、災害警備本部を立ち上げた。その後、倒木などへの応急対応として、チェーンソーやエンジンカッターの使用方法を実演しながら確認した。
17日深夜には豊後水道でマグニチュード6・6の地震が発生し、大田市も震度3の揺れを観測した。吾郷弘章署長は「常に災害の発生を想定し、イメージトレーニングしておいてほしい」と話した。(勝部浩文)













