金丸晃輔(左)と安藤誓哉
金丸晃輔(左)と安藤誓哉

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックが1日、昨季のレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)で東京五輪日本代表候補の金丸晃輔(32)を獲得したと発表した。同候補の安藤誓哉(28)の入団も決定。日本トップレベルの2選手の加入で初のチャンピオンシップ進出やB1優勝が狙える布陣となった。
      (景山達登)

 6月にB1シーホース三河を退団した金丸は、日本を代表するのシューターで昨季の3点シュート成功確率は46・6%。国内出身選手ではトップの1試合平均16・8得点をマークし、MVPを初受賞した。ポイントカードの安藤はB1アルバルク東京でリーグ2連覇に貢献。昨季、578得点(1試合平均10・3得点)、220アシスト(同3・9アシスト)だった。

 金丸は「島根のファンの皆さんと一緒にシーズンを戦っていくことをすごく楽しみにしている」、安藤は「自分の力を全て出し切りチームに貢献したい」とコメントした。

 島根は昨季の開幕前、ペリン・ビュフォード(27)、リード・トラビス(25)を獲得。実績を残した2人との契約を継続し外国人選手の戦力を維持するとともに、獲得を目指していたシューターとポイントガードをこなせる日本人選手の加入が決まったことで、戦力補強に一定のめどをつけた。

 島根は昨季、28勝32敗で西地区5位。B1での最多勝利を更新したが、目標としていたチャンピオンシップ出場はかなわなかった。