金丸晃輔(左)と安藤誓哉
金丸晃輔(左)と安藤誓哉

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックが1日、昨季のレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)で、東京五輪日本代表候補の金丸晃輔(32)の獲得を発表した。同じく代表候補の安藤誓哉(28)の入団も決まった。国内トップ2選手の加入で、B1の優勝を争うチャンピオンシップ出場を狙える布陣となった。

 6月にB1シーホース三河を退団した金丸は、日本を代表するシューター。昨季の3点シュート成功率はB1で2位の46・6%。日本人選手トップの1試合平均16・8得点をマークし、MVPとなった。

 B1アルバルク東京に所属していたポイントガードの安藤は、2018~19年シーズンからのリーグ2連覇に貢献。昨季は主将を務めた。

 金丸は「島根のファンの皆さんと一緒にシーズンを戦っていくことをすごく楽しみにしている」、安藤は「自分の力を全て出し切りチームに貢献したい」とコメントした。

 島根は昨季獲得し、実績を残したペリン・ビュフォード(27)とリード・トラビス(25)の2人の外国籍選手と契約を継続。焦点だった日本人のシューターとポイントガードの獲得で狙い通りの補強に成功した。

 補強について、中村律COO(最高執行責任者)は「球団親会社のバンダイナムコエンターテインメントの後押しを受け、チャンピオンシップに出場するのにふさわしいだけの資金を投入した」と話した。  (奥原祥平)