「大蛇」を披露する匹見神楽社中=益田市匹見町匹見、匹見峡温泉やすらぎの湯
「大蛇」を披露する匹見神楽社中=益田市匹見町匹見、匹見峡温泉やすらぎの湯

 第22回匹見町石見神楽共演大会が28日、益田市匹見町匹見の匹見峡温泉やすらぎの湯で開かれ、来場者約100人が地元3団体と招待1団体による自慢の芸を堪能した。

 匹見町神楽振興会(河本亮会長)が主催。同町に拠点を置く道川神楽社中、三葛神楽保持者会、匹見神楽社中に加え、招待社中として益田市が拠点の高津神楽社中が出演し計5演目を舞った。

 最後を締めくくった匹見神楽社中は「大蛇(おろち)」を披露。4頭が蛇胴を交差させ、とぐろを巻いて立ち上がると客席から拍手がわいた。家族3人で訪れた同市立匹見小学校5年湟川(ほりかわ)花乃さん(10)は「迫力があって、私も舞ってみたいと思った」と笑顔だった。

 5月3、4、5日は匹見町内でイベントがあり、それぞれ同町内の社中が出演するため、事前PRの意味合いもある大会。河本会長(58)=益田市匹見町道川=は「連休中、多くの人に匹見に足を運んでほしい。先んじて舞を見てもらえて良かった」と話した。

(中山竜一)