来店者にゴーヤーの苗を手渡す益田法人会員(左)=益田市駅前町、フラワー湖月
来店者にゴーヤーの苗を手渡す益田法人会員(左)=益田市駅前町、フラワー湖月

 【益田】屋外でゴーヤーを育て、日よけとなる「緑のカーテン」をつくり温暖化防止や節電に役立ててもらおうと、益田法人会(森本恭史会長)は8日、益田市内で会員や市民に無料で苗を配った。

 同市と島根県津和野、吉賀両町の811社でつくる同法人会の社会貢献委員会(大畑正一委員長、27人)が2009年から事業所や家庭で育ててもらおうと苗を配布している。今年は約130個人・法人から応募があり、8、9の両日で計千株を配る。

 ゴーヤーは暑さに強く、葉が日差しを遮り室温上昇を抑え、エアコンの使用時間が減らせるとされる。同市駅前町の生花店「フラワー湖月」で、社会貢献委員の上床絵理さん(42)ら3人が来店者に高さ15センチほどの苗を配った。

 上床さんは「これまで1万3千株を配布しており、活動の広がりを感じる。エアコンの使用を減らし、省エネやエコ活動を実践してほしい」と話した。

(中山竜一)