師走の松江を舞台に健脚を競う「国宝松江城マラソン」の実行委員会が15日、松江市内であり、5回目となる今年の大会を12月1日に開くことを決めた。フルマラソン(42・195キロ)、ファンラン(4・5キロ)とも、前回大会と同じ松江市総合体育館前を発着するコース。5月22日から参加を受け付ける。
フルマラソンは大会当日に18歳以上の人が対象で、一般枠の定員は3900人。昨年に続いて松江市にふるさと納税した人を対象とした参加枠(100人)も設けた。中学生以上が対象のファンランの定員は200人。
参加料はフルマラソンが1万3500円、ファンランが4千円。申し込みはインターネットサイトの「RUNNET(ランネット)」で行う。締め切りは9月17日で、フルマラソンのふるさと納税枠での参加申し込みは9月3日までにオンライン手続きが必要になる。
ゲストランナーにはランニングをテーマにしたテレビ番組に出演するタレントの福島和可菜さんを招く。
実行委はここ2大会、参加を国内在住者に限ってきたが、海外からの参加申し込みを再開する。実行委会長の上定昭仁松江市長は「城下町に溶け込む本物の日本文化を感じてもらう大会として磨きをかけたい」と話した。
大会は松江市、島根陸上競技協会、山陰中央新報社、実行委が主催。前回大会は、両種目合わせて3344人が出場した。
(森山郷雄)