【境港】イラストレーター・アーティスト、ミヤザキとして活動する宮崎美穂さん(31)=松江市美保関町片江出身=の原画展が16日、境港市日ノ出町の店舗「一月と六月」のギャラリーで始まった。動植物などを描いた絵画21点を並べ、表現する楽しさも伝えている。無料、26日まで。
宮崎さんは米子松蔭高校から大阪市内の芸術系専門学校へ進学。卒業後も活動を続け、大阪市や名古屋市、東京都内のギャラリーのほか台湾・台中市でも作品を展示した。
今回は山陰で初めての作品展で、F50(116・7センチ×91センチ)からF0(18センチ×14センチ)サイズのアクリル画や油彩画が壁面を彩る。
赤や桃色のチューリップや青いザリガニといった動植物を題材にした作品の輪郭が太い線で描かれ存在感を放つ。出身地・美保関町の港内を題材にした作品も目を引く。
宮崎さんは「筆跡、絵具の質感も確かめていただける」と原画について説明し、ギャラリーで絵筆を持ち制作過程も伝えている。20、21の両日は店休日。
(松本稔史)