島根県内の子ども食堂の活動を広く知ってもらう「こども食堂マルシェ2024in松江」が19日、松江市殿町の南殿町商店街であった。松江、出雲両市内の子ども食堂5事業者やキッチンカーが出店し、親子連れなどでにぎわった。
山陰中央新報社が子ども食堂関係者の交流拡大や支援を目的として2024年に始めた「こども食堂応援プロジェクト」の一環で、初めて開催した。
会場では、もち米のすくい取りやキーホルダー作り、バルーンアート体験といったブースが並び、子どもたちのにぎやかな声が響いた。会場の一角には、新規開設やボランティア希望者の相談コーナーが設けられ、島根県社会福祉協議会の職員が質問に答えた。
松江市内の子ども食堂を利用したことがあるという内中原小学校5年の梶谷日暖(ひなた)さん(10)は「違う学校の子どもやいろいろな大人と一緒にご飯が食べられてとても楽しかった。また子ども食堂に行ってみたい」と話した。
応援プロジェクトは実践発表や課題共有を目的としたシンポジウムを10月に出雲市内で開く。
(白築昂)