子どもたちの居場所づくりにつながる「子ども食堂」が、運営費とボランティアを含めた人材の不足に直面している。設置数が全国的に増加し、島根県は98カ所と人口比で全国5番目の多さとなる中、支援の輪を広げ、安定的な運営を確保できるかが問われている。
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貧困を抱える子どもと親を支える目的で始まった子ども食堂の意義は、地域コミュニティーの維持や世代間交流へと変わりつつある。島根県内の設置数は20年度、18カ所と人口比でみた設置数は全国最少だった。その後、県が新規開設の相談体制を強化したことなどで2024年2月で98カ所と、人口比で全国5番目の多さとなった。
ただ、...