進藤学さん(左)の指導で、全身を使った表現を学ぶ参加者=松江市岡本町、道の駅秋鹿なぎさ公園
進藤学さん(左)の指導で、全身を使った表現を学ぶ参加者=松江市岡本町、道の駅秋鹿なぎさ公園

 【松江】特撮ヒーロー作品やミュージカルなど国内外で活躍する俳優の進藤学さん(44)のワークショップがこのほど、松江市岡本町、道の駅秋鹿なぎさ公園であり、体を使った表現力のこつを伝授した。

 松江市の芸能事務所「BOWS CAST AGENCY」が主催した。表現力を磨こうと、事務所所属の俳優志望者や、応募した小学生から50代までの計約30人が参加した。

 進藤さんは楽しそうな音楽が鳴っている中で、わざと悲しい顔やうなだれるようなポーズをしてほしいと指示した。戸惑っていた参加者も、徐々に自分なりの表現を発揮した。

 進藤さんは「舞台の袖にはけることは、どこかに行くことだ」と話し、舞台上の表現だけでなく、去り際も大切だと力説した。

 松江北高2年、安部由季乃さん(16)は「どのレッスンも刺激的で、今後の表現に生かしたい」と話した。

(林李奈)