航空自衛隊美保基地(境港市小篠津町)で26日午前9時~午後3時、航空祭が開かれる。美保基地所属の輸送機C2や空中給油・輸送機KC46Aなどが上空を飛行。地上では陸海を含む自衛隊の航空機などが展示されるほか、物販もある。
<2024年>
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<アーカイブ>
【写真で振り返る】2004年以降の美保基地航空祭
1.プログラム
2.展示飛行する機体
3.地上展示する主な機体、装備品
4.アクセス
プログラム
基地上空を展示飛行するのは、C2輸送機、KC46A空中給油・輸送機、F2戦闘機など空自、海上保安庁の5機種。地上では、海上自衛隊のP1哨戒機などを含めて14機種が展示され、C2輸送機は機内を見ることもできる。島根、鳥取両県の産品を集めた物産展、野だて・邦楽の披露、消防車両の展示などもある。
航空祭のプログラム(出典:航空自衛隊美保基地HP)
展示飛行する機体
C2輸送機(航空自衛隊)
C2輸送機(出典:航空自衛隊HP)
C2は、昭和45年に初飛行したC1輸送機の後継機として国際平和協力活動の対応など自衛隊の各種任務を、より早くより効率的に遂行するために開発された国産の輸送機です。 平成28年度に開発完了、美保基地(鳥取県)に配備されるのを始めとして、今後、2個飛行隊に配備される予定です。 C1に比べ、様々に近代化された装備を持つとともに、約4倍の航続距離、約3倍の搭載重量によって、より多くの貨物をより遠くへ運ぶことが可能です。 (出典:航空自衛隊HP)
KC46A空中給油・輸送機(航空自衛隊)
KC46A
KC46Aは、令和3年10月に美保基地に配備された最新の空中給油・輸送機です。ボーイング767型機を開発母機としています。戦闘機からC-2型機を代表とする輸送機まで多くの航空機に対しての空中給油が可能で、大きな機内容積を活かした物資・人員輸送にも対応します。 (出典:航空自衛隊美保基地HP)
F2戦闘機(航空自衛隊)
F2戦闘機(出典:航空自衛隊HP)
F2は、米国のF16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機です。昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発は完了しました。F16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと。また離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用しています。 (出典:航空自衛隊HP)
CH47JA輸送ヘリコプター(陸上自衛隊)
CH47JA(出典:陸上自衛隊HP)
CH47Jの性能向上型。大型燃料タンク化され長距離輸送能力の向上を図った。平成7年度から取得。愛称は「チヌーク」 (出典:陸上自衛隊HP)
DHC8(海上保安庁)
DHC8(出典:海上保安庁美保基地HP)
カナダ国ボンバルディア社製DHC8-315型双発プロペラ飛行機。美保基地所属機の愛称は「みほわし」 (出典:海上保安庁HP)
AW139(海上保安庁)
AW139(出典:海上保安庁美保基地HP)
アグスタウェストランド社が生産する15席の中型の双発ヘリコプター。美保基地所属機の愛称は「みほづる」
地上展示する主な機体、装備品
E2C早期警戒機(航空自衛隊)
E2C(出典:航空自衛隊HP)
E2C早期警戒機の役割は多岐にわたります。低空侵入機の早期発見、そしてその対処の迅速化、陸・海部隊との作戦連携、捜索・救難・指揮の円滑化、陸上レーダーサイト機能の代替、通信の中継など、航空作戦を効果的に遂行する使命を担っています。昭和62年から実戦配備され、現在13機が運用されています。また米海軍が配備しているE2CグループⅡの性能向上型であるホークアイ2000と同等機能にアップグレートされた改修型機は、平成17年から部隊配備されています。 (出典:航空自衛隊HP)
T400(航空自衛隊)
T400(出典:航空自衛隊HP)
T400は、新人操縦者の養成増加に対応するとともに、輸送機、救難機など飛行教育の効率性や質を向上するために導入された基本操縦練習機。航空自衛隊の練習機としては初めての"並列座席型航空機"であり、輸送機や救難機など、多座席型航空機の基礎的な運航形態(クルー・コーディネーションと呼びます)の教育実施に適した航空機です。最新の計器表示システム、航法機器を装備しており、高い信頼性、整備性を有しています。平成7年、同機8機で3輸空41教育飛行隊を新しく編成しました。 (出典:航空自衛隊HP)
T7(航空自衛隊)
T7(出典:航空自衛隊HP)
T3の後継機として、平成12年度に選定された新初等練習機。特徴は、ターボプロップ・エンジン搭載による性能向上と騒音低減が図られていること、さらに冷房装置搭載とコックピットの居住性の向上が実現しています。12年度に2機を取得して以降、20年度までに49機取得しました。 (出典:航空自衛隊HP)
KC130H(航空自衛隊)
C130H輸送機(出典:航空自衛隊HP)
C130H輸送機に空中給油・受油機能を付加改修したもので、平成22年度に初号機が改修され部隊配備されました。空中給油機としては、左右の外翼下面にプローブ&ドローグ方式の空中給油ポッドを各1個ずつ装備し、一度に2機まで同時給油することが可能です。また、貨物室内に脱着可能な増設燃料タンクを装備することができ、大幅に給油能力を向上することができます。 (出典:航空自衛隊HP)
U4(航空自衛隊)
U4(出典:航空自衛隊HP)
U4は、指揮連絡、小型軽量貨物などの空輸、訓練支援などの効率化のため、平成7年度に2機導入された多用途支援機です。その後、8年度に1機、9年度に1機、10年度にも1機の調達が認められました。最新の計器表示システム、航法装置などを装備しており、米国ガルフストリーム社のビジネスジェット機ガルフストリームⅣと同型機で、高い整備性、信頼性を誇っています。 (出典:航空自衛隊HP)
C1(航空自衛隊)
C1輸送機(出典:航空自衛隊HP)
C1輸送機は国産開発機で、その特色はローディング(積み込み)システムに配慮していることです。尾翼の下の後部扉が開いて、カーゴを積み込みパレットに載せれば、りゅう弾砲でもジープでも、短時間、能率的に搭載して空中投下が可能です。床に金属ロッドを立てれば担架も取り付けることができ、36人の患者の空輸ができます。通常人員なら60人、完全武装した空挺隊員なら45人収容できます。性能的には、短距離離着陸性の向上と、高空での高速性が図られています。 (出典:航空自衛隊HP)
U680A(航空自衛隊)
U680A(出典:航空自衛隊HP)
「航空保安無線施設」の機能を点検する「飛行点検機」です。YS11FCの後継機として、令和元年度に2機を取得、最後の機体が令和3年1月20日、入間基地に到着しました。航続距離が長く短距離での離着陸ができることから、南鳥島まで行ける数少ない航空機のひとつです。 (出典:航空自衛隊HP)
P1哨戒機(海上自衛隊)
P1(出典:海上自衛隊ホームページ)
U36A(海上自衛隊)
U36A(出典:海上自衛隊ホームページ)
ペトリオット(航空自衛隊)
ペトリオット(出典:航空自衛隊HP)
軽装甲機動車(陸上自衛隊)
軽装甲機動車(出典:陸上自衛隊HP)
87式偵察警戒車(陸上自衛隊)
87式偵察警戒車(出典:陸上自衛隊HP)
偵察バイク(陸上自衛隊)
偵察バイク(出典:陸上自衛隊HP)
アクセス
駐車場・駐輪場
アクセスマップ(出典:航空自衛隊美保基地HP)
・駐車場は、基地南と国道431沿いの2カ所。開場はいずれも26日午前7時で、午後2時半以降は駐車場に入場できない。米子空港駐車場の利用は不可で、夕日ヶ丘・竜ヶ山付近の駐車場は美保基地として提供していない。
・基地南駐車場ー会場間は無料シャトルバスが運行する。国道431沿い駐車場からは運行しない。
・原付バイクを含む自動二輪車は、国道431沿い駐車場の南側に設ける駐輪場を利用。
・身体障害者補助犬以外のペットを連れて入場できない。
JR境線時刻表(一部)
JR境線の時刻表(出典:航空自衛隊美保基地HP)