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 1月31日、航空自衛隊小松基地(石川県小松市)所属のF15戦闘機が離陸直後にレーダーから消えた。基地の西北西約5㌔付近の洋上で機体の一部とみられる破片が見つかっている。防衛省は翌2月1日、戦闘機には飛行教導群司令の田中公司1等空佐(52)、同群隊員の植田竜生1等空尉(33)が搭乗していたと発表。海上保安庁と協力して2人の捜索を続けている。

 飛行教導群は日本各地にある戦闘機部隊を巡回し、敵役となって技量を上げるのが任務だ。より抜きのパイロットが配属される部隊として知られ、田中1佐の総飛行時間は2800時間、植田1尉は1900時間と十分な経験があった。

 また、田中1佐は曲芸飛行で知られるブルーインパルスの隊長を2011年5月から14年7月まで務めていた。同隊は...