鳥取県は24日、来春開館予定の県立美術館の広報資料を関係者175人にメールで送る際、受信者全員のアドレスが見える状態で誤送信したと発表した。受信者にメールで謝罪し、削除を依頼した。

 美術館によると24日午前、運営を委託する県立美術館パートナーズの職員が送るときに、宛先を伏せる「BCC」欄ではなく、全員のアドレスが見える「TO」欄で送信した。職員が宛先の設定確認を怠ったという。

 県は送信前に別の職員による確認や送信手順の見直しをするよう指導した。美術館の斎藤正樹参事監は「委託会社にも指導監督を徹底する」と述べた。

(岸本久瑠人)