ごみを拾う子どもたち=大田市三瓶町
ごみを拾う子どもたち=大田市三瓶町

 【大田】夏山シーズンを迎えた大田市の国立公園・三瓶山の一帯で、ごみ拾いの清掃や外来植物を除草する「クリーン三瓶」がこのほど開かれ、約300人がボランティアに汗を流した。

 三瓶山に関わる行政機関や団体でつくる実行委員会が毎年企画。西の原や北の原、各登山道周辺で一斉に作業した。

 目立ったごみは少ないものの、道路の側溝や茂みの中には、ペットボトルや菓子パンの袋、たばこの吸い殻などが落ちており、参加者は一つ一つ拾った。外来植物は法律で要注意外来生物に指定されるヘラオオバコ、ブタナ、セイタカアワダチソウの3種を対象に、根から引き抜き除草した。

 開会式で開会宣言役も務めた地元の志学小学校6年の石賀百椛さん(11)は「すごくきれいになった。気持ちがいい」と話した。(勝部浩文)