宍道湖特産のシジミに親しんでもらうイベントが26日、出雲市斐川町沖洲の斐川なぎさ公園であった。町内の幼稚園や保育園児ら約100人が湖のほとりでシジミを採り、自然の豊かさに触れた。
園児は、荘原地区社会福祉協議会のスタッフから、じょれんを用いて行うシジミ漁の方法や、宍道湖七珍と呼ばれるスズキやシラウオといった多彩な魚介類について説明を受けた。
続いて、約10センチの浅瀬に入り、湖底の砂を手探りにシジミを見つけると「あった」「大きいのがたくさんいるよ」と声を弾ませ、網袋いっぱいに集めた。荘原幼稚園の浦山琴羽ちゃん(5)は「いっぱい採れた。おいしいしじみ汁が楽しみ」と笑顔で話した。
シジミは各自が持ち帰ったほか、各園には給食用に砂抜きされたシジミが10キロ贈られた。
イベントは地区社会福祉協議会が、園児に地域の自然に触れ、地域住民との交流を図ろうと毎年行っている。斐川町荘原地区内の荘原幼稚園、東部保育園、荘原保育園の年長園児が参加した。
(佐藤一司)