出雲署は4日、出雲市内の20代男性が架空料金請求名目で電子マネー110万円分をだまし取られる特殊詐欺に遭ったと発表した。

 同署によると、男性の携帯に5月23日、男から「サイト未納料があり、本日中に払わないと民事裁判になる」「アクセス履歴がある」との電話があった。男性は身に覚えがなかったが30万円分を購入し、利用に必要な番号を伝えた。

 続いて相手から「他に二つの未納料金がある」と言われ50万円分を購入。数日後、携帯に内閣サイバーセキュリティーのナカミゾと名乗る男に「国が行っているサイバー保険がある」「頭金で30万円支払ってください」と言われ、さらに30万円分を購入した。

 その後、かかってきた電話番号をネットで調べたところ、詐欺に使われているとの情報があり、警察に相談した。