【松江】松江市宍道町東来待、モニュメント・ミュージアム来待ストーンで、夏季特別企画展「くらしの中の島根の石」が開かれている。島根県内で採掘された石材や鉱物約80点が展示され、生活との関わりが紹介されている。
企画展では島根県内で採掘された石材や鉱物を展示し、産地や利用方法を紹介する。長黒石は松江市八雲町や忌部川で採掘される安山岩。緻密で黒みを帯び、松江城の石垣で使用された。このほか、江戸時代に作成された「出雲名物番付」に登場する石材、かつて県内で採掘された石こうなどを展示する。
展示物に関するクイズを考え、石材や鉱物への理解を深めてもらう工夫もある。古川寛子学芸員(47)は「地域の石や鉱物に興味を持ち、生活との関わりについて知ってほしい」と呼びかけた。
9月23日まで。入館料一般390円、小中学生190円。午前9時~午後5時まで。火曜休館。(小豆沢颯太)